家族信託（民事信託）の設定

家族信託を設計する際には、委託者（財産を保有している方）と受託者（財産の管理・処分を託される方）との間にて、信託契約の内容について決定し、契約を結びます。また、その内容について登記を行うことで効力が発生します。

「認知症の対策をしたい」「高齢になり不動産の管理が大変なので息子に任せたい」「財産の分割について今のうちに決めておきたい」など、財産をどのようにしていきたいのか、という信託の目的を考えます。

信託の対象となる不動産を決めていきます。不動産、預貯金、有価証券などほとんどの財産が対象となります。

保有している財産を託す方（委託者）、管理や運用などの委託を受ける方（受託者）あなど、信託の契約に関係する方を決めていきます。このほかに、信託財産から発生する利益を受ける方（受益者）なども検討します。

信託の開始の時期や、終了の時点等詳細を決めていきます。

開始の時期についてもすぐに開始する、認知症などが始まったタイミングで開始するなど設定することができます。

詳細が決定しましたら契約書を作成し、登記をいたします。